Frontier Lotus

DXの最前線②~医療産業~②

メイン
DX事例医療産業DX

皆さんこんにちは!
Frontier Lotusの大蔵です。
 
前回に引き続き各業界に絞ったDX化の状況や事例を
解説していきます。
 
今回は、医療産業でよくあるDX化の障害とトレンドについてです。
 
・医療産業におけるDX化の障害 ーDXに対する認識不足ー
 
医療業界におけるDXは今徐々に進んでいます。
しかし反面、未だPCやスマホなどデジタルデバイスを使わず、
患者様や、利用者様の情報を管理している病院、施設も多く見られます。
 
デジタルデバイスや情報通信技術(ICT)が発達した中でもその情報をどう取り扱うか
また、DX化をした後に地域医療とどう連携していくかなど
自社だけでなく、地域単位でどうDXに取り組んでいくかを考えていくことで
より、迅速かつ人のリソースを削減した取り組みをしていくことが
できるようになります。
 
解決策として、社内の人材だけでなく専門的なDX化のコンサルタントや
プロフェッショナルに関わり、また地域医療の担当者も巻き込みながら一緒にDX化をすすめていくことが重要になります。
 
・医療産業のDX化トレンド
 
医療産業におけるDXのトレンドは下記の2つになります。
 
①ICT環境の向上による効率化
②情報ネットワークの構築
 
順に解説していきます。
 
①ICT環境の向上による効率化
 
情報端末を利用することで、一番変化があるのは「電子カルテ」です。
電子カルテは正しく導入すれば、
・報告書や、カルテ作成における医療関係者の業務負担の軽減
・他病棟や、手術の際の患者情報連携の簡易化
・携帯端末との連携による、訪問治療の質の向上
・現場での情報確認や入力などの労働時間の短縮
・診療費用の自動計算など
 
こういった様々な効率化が行えるようになり
医療産業におけるDXの入り口は電子カルテとも言えます。
 
とはいえ、普及し始めている電子カルテでも平成㉙年時点で49%と
まだまだ普及しきってはいません。
 
なぜなら、今までは電子カルテは各病院に買い切りでしか導入できず
費用も高額だったからです。
 
しかし、DXの推進が叫ばれる今、月額で利用できる初期導入を押さえたサービスもあるため、今後どんどん普及されると考えられます。
 
参考:電子カルテの普及率はどれくらい?普及に対する課題と対策
 
②情報ネットワークの構築
 
医療施設や介護施設、行政機関などが互いにスムーズに連携することを可能にする情報ネットワークの構築を目的にDXを行っています。
 
オンライン診療の拡大することで、このコロナ禍で自宅にいながら診療を受けることができるようになります。そうすることで感染拡大のリスクを最大限減らしながらも、医師の助言や診療をスムーズに受け取ることができ、診療の待ち時間や医師側の感染リスクも下げることができます。
 
 
またオンライン診療が拡大することで患者様や利用者様のデータを他の病院に紹介する際にも情報を印刷したり、個別で患者様が持っていく必要もなくなり工数の削減もできるようになります。
 
例:広島県DX推進コミュニティ
 
まとめ
・医療産業における課題は自分の病院でどうDXを導入できるか考えること
・電子カルテをはじめとしたデジタルデバイスを導入することで飛躍的に
 治療における時間短縮が行える。
 
以上となります。
次回は実際の事例を解説します!

DX事例医療産業DX