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DXの最前線②~医療産業~③

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医療産業DX事例DX

皆さんこんにちは!
Frontier Lotusの大蔵です。
 
前回に引き続き各業界に絞ったDX化の状況や事例を
ピックアップして解説していきます。

今回は医療産業のDX事例についてまとめました。


サービス:
映像を利用した、リモートでのリハビリ遠隔サポートサービス

課題:
リハビリ専門職のノウハウを活かした機能訓練サービスを、限られた予算内で提供したい
利用者にとって、利用しやすい機能訓練を実現し、身体機能の改善を図りたい
機能訓練指導員や職員が個別機能訓練計画書などの書類作成に費やす時間を減らしたい

成果:
①リハビリ専門職がリモートで最適なプログラムを作成
遠隔の理学療法士や作業療法士などのリハビリ専門職が利用者の歩行動画などを見て作成する機能訓練プログラムにより、一人ひとりの状態に合わせた最適な機能訓練の提供が可能になった

②タブレットの動画を見ながらの便利な訓練方法で身体機能を改善

機能訓練指導員の指導のもと、利用者はタブレットの専用アプリの動画を見ながら、いつでもどこでも訓練でき身体機能が大幅に改善。精神面でも好影響が見られるようになった

③多忙な職員の書類作成の負荷を軽減

個別機能訓練計画書などの書類作成の手間が省け、多忙な職員の負荷が大幅に軽減できた

今後の課題:今後は、地域の高齢者の介護予防の機能訓練ニーズも増えると予想される。
リハビリ専門職のノウハウとITの力をフルに活用し、予防から介護度の高い利用者まで、幅広い機能訓練のニーズに応えていきたいと思っている。

参考:https://jpn.nec.com/rtrepo/case/nakanogou/index.html


サービス:山梨県でのコロナ感染者症状把握システム

課題:
東京や他県では自宅療養といってはいるが、必ずしも医療の手が入っておらず、実際には医療放棄となっている。

他県では、保健所に電話してもつながりにくく、症状や様子を聞き取る電話が数日おきであり、実際の患者状況を随時確認できるすべがない。

成果:
コロナ発症患者の体温や血中酸素濃度などの数値や、息苦しさ、倦怠(けんたい)感の状況などを入力。この情報が、療養施設に24時間常駐している医師や看護だけでなく、施設管理者、山梨大病院、医師会、重点医療機関のコロナ外来などで共有され、一覧できる

症状悪化を確認すれば、自宅から医療強化型宿泊療養施設への入所や重点医療機関への入院に切り替えるような措置がとれるよう常にモニタリングすることができる。

今後の課題:
医療DXとして普及することで、コロナ感染患者の安全と健康を守ることができるようになる。

参考:https://www.sankei.com/article/20220129-YBMHVO4DQJJGJDOIXON4XXGSPA/

まとめ
・遠隔サポートにより地域でのリハビリの質向上
・モニタリングを入院施設を使わなくてもできる環境を整えることで
 より多くの患者ケアが可能にある。

医療DXが浸透すればより効率的にかつ、安全に医療の提供ができるようになります。
ぜひDXを導入の参考になれば幸いです。

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