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DXの最前線②~医療産業~①

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皆さんこんにちは!
Frontier Lotusの大蔵です。
 
本日からDXの事例を用いて
 
・DXを導入する時各業種のポイントはなにか
・どんな企業で採用されているのか
 
を解説していきます。
 
今回は、医療産業におけるDXの概要についてです。

・医療産業とは

医療産業は大きく分けて、医療、保健衛生、社会福祉に分かれます。
その中でも医療は医師又は歯科医師等が患者に対して治療行為や健康管理に関わる事業をさします。

保健衛生は保健所や健康相談施設など普段の生活で健康に生きるために相談ができたり、予防接種や食生活の相談など予防治療について相談ができるサービスです。

社会福祉は、公的年金や公的医療保険、労働災害補償などの社会保険事業や児童老人、障害者などに対して社会福祉、介護等に関するサービスを指します。

所謂日常における医療や福祉に関わる事業全般のことです。

・医療産業でなぜDXを推進するのか?

医療産業においてDXは所謂一般企業とは違い、DXを推進することで外部にその仕組み自体をアピールして自社の認知を高めたり、DXの認定を取ることでの会社の売上としてのメリットは多くはありません。

しかしそれでも医療産業ではDX化を推進することで様々な利益があります。
ここでは大きく分けて2つのポイントに絞って解説します。

①地域医療機関同士のスムーズな連携
②治療データの解析やデータの収集など日本医療の発展

①医療機関同士のスムーズな連携
DX化を推進することで患者の情報や各病院同士の情報連携をDX化することで医療提供を効果的・効率的に行うことができるようになります。

とくにここ数年新型コロナウィルスの影響もあり人と人の関わりを減らすような動きになっている中で、DX化を地域医療全体に浸透させることで非対面での治療行為や、手渡しで行われている書類の接触をDX化することで人と人との不用意な接触を減らすことができます。
それは感染のリスクを下げるだけでなく、患者様自身の負担を減らしたり、医療従事者様のスムーズな連携にも繋がります。



②治療データの解析やデータの収集など日本医療の発展
一部の大学病院・研究機関だけではなく、昨今市中の医療機関でも、患者様の日々の生活や検査データなどから最適な治療を考えたり、普段の生活をサポートするようなデータ分析サービスやAIシステムの利用が現実的なものとなってきています。
(参考リンク:医療AI、ソフト更新時の再審査不要に 規制緩和を検討)

こういったサービスをより平準化し病院内に取り入れていく上でも
医療産業の中でDX化に取り組みIT化を地域医療として組み込んでいくことで、スムーズな
医療進歩を行えるようになります。
参考:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA28BW90Y1A221C2000000/

またDX化を取り入れることでペーパーレスが促進し過去の患者様の治療を医師や各医療施設ごとに把握しなくても共有化でき、迅速な治療方針がたてられるようになります。

まとめ
・医療産業における改善は地域医療のスムーズな連携と日本医療の発展
・改善することで働く環境だけでなく、医療サービスの質や地域医療の連携の質があがる。
 
以上となります。
次回は実際の事例と、DX化する際の障害と業界トレンドについて
まとめていきます。

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