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DXの最前線③~食品産業~①

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DX事例DX食品産業

皆さんこんにちは!
Frontier Lotusの大蔵です。

今回は、食品産業におけるDXの概要についてです。

 ・DXを導入する時各業種のポイントはなにか
・どんな企業で採用されているのか
 
を解説していきます。
 
・食品産業とは

食料品を供給する機能をもつ産業の総称です。
加工段階の食品工業にとどまらず、農業,水産業,化学工業などから、飲食店など食品に関わるすべての産業を指し示します。

特色としては、産業範囲がきわめて広範囲であること、素材が農産物,水産物,畜産物で鮮度や輸送条件に制約があったり、季節性が強い場合が多いこと、技術や嗜好の変化によって新旧産業の交代や競争が激しいこと,加工の方法にいろいろな選択があり、商品の内容、性格が一定しないこと、中小企業が多いこと、などがあげられる。

コトバンク参照


・なぜ食品産業でDXに取り組むと良いのか

大きく分けて3つのメリットがあります。

①製造のデータベース化、製造の管理コスト削減
②人の手を離れるオートメーション化
③製造元と卸、小売店と言った流通の情報共有

順に解説していきます。

①製造のデータベース化、製造の管理コスト削減

DXをすすめることで、製造為のデータや、自社のシステムを管理系統と紐づけることができたり、取引先から来た納品、請求書を一括で管理することができるようになります。

また、過去の製造データをまとめることで、生産効率が下がっているタイミングや
逆に納品数が増えている場合を客観的にデータを取ることができるようになります。

結果として、過去のデータを一年単位で見るのではなく、中長期で見ていくことで
より効率的な仕入れや、金額設定などができるようになります。

②人の手を離れるオートメーション化

いくつも工場を持っていたり、店舗を持っている場合、
畑の管理をしている場合はこのオートメーション化がおすすめです。

工場ごとにシステムを入れるのではなく、DX化をすすめ、各工場でシステムを入れながら
一箇所で生産管理や、工場のシステム管理をすることで現場における人の数を減らし、
生産の流れをスムーズにすることができます。

また、オートメーション化することでも器械の管理や生産の最後の品質管理を人に任せることでよりクオリティの高い商品や、より生産性の高い効率で工場の稼働をすることができます。

③製造元と卸、小売店と言った流通の情報共有

今情報共有をメールや、お互いの資料、口頭で共有しているのであれば
共同で使えるクラウドシステムの導入を行い、流通ラインに関わる人間が一括で確認を行えるDX化がおすすめです。

どこで生産が滞っているのか、何が原因でコストが上がっているのかなど
把握できるようにすることで次の施策や課題解決がスムーズになります。

まとめ
・食品産業は、商品に関わる事業全般を指す。
・製造管理だけでなく流通まで管理、確認できるDXをすすめることより効率的な
 環境を整えることができる。


以上となります。
次回は実際の事例と、DX化する際の障害と業界トレンドについて
まとめていきます。

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